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田中裕明さんをしのぶ会 横浜吟行より
1時より「吟行会」、4時から「しのぶ会」という予定です。 私は発起人の一人として、12時半までに横浜に行かねばなりません。集合場所は、横浜山手にあるイタリア山庭園の外交官の家です。 途中、いつもながら状況判断の甘さがあったりして遅刻。着いた時はもうすでに何人かの方たちは来ています。一緒に準備をすすめ てきた四ッ谷龍さんや満田春日さんのお二人は、ちゃんと参加者の方達に対応して吟行会の準備をしています。カッコ悪いのやら何やらで、私は汗を拭くばか り。はじめから遅刻で、申し訳ない。 やがて参加者各氏がほぼそろったころ、田中夫人である森賀まりさんも、京都から新幹線に乗って来られました。 ひときわの秋の暑さです。
人しのぶ九月の汗を拭ひつゝ 木村定生 人数がそろったところで、まずはカトリック山手教会を目指して出発です。 今日のコースは、生前に田中さんが句仲間と何回か吟行をしたところです。 異国情緒ただよう道を歩いて行けば、カトリック教会が見えてきました。 教会の冷たき椅子を拭く仕事 田中裕明(『夜の客人』) この作品が生まれた場所です。 教会といふ秋冷の明るさに 高田正子 教会をあとにして、元町公園のエリスマン邸へ。 エリスマン邸は、大きな樫の木に蔽われていました。 人の輪に来てすぐ失せぬ秋の蝶 上野一孝 エリスマン邸をあとにして、外人墓地の横を通ると、今日は中を見学できるとのことで人のにぎわいがあります。 独特の雰囲気のある墓地です。 港の見える丘公園を右手に見ながら、「しのぶ会」の会場である横浜中華街の重慶飯店へ向います。 句会が終われば、いよいよ4時からは「しのぶ会」です。 「俳句研究」の編集長石井隆司さんはお忙しいのに時間をつくって、最初から吟行会が終わるまでお付き合い下さいました。 有難うございました。 (山岡喜美子・記) |